2006年01月30日

バートルシャーグとセレレム

イーサン・ケイニンはおもしろいけど
主人公たちが好きにはなれず、小説としての技巧に「うまいな〜」と思いはしても
あまり読み返そうとは思いません。

でも「バートルシャーグとセレレム」だけは何度も何度も読み返す。

この作品は「ビューティフル・オハイオ」という題名で映画化されるそうです。

天才のお兄ちゃんクライヴ、普通に普通な弟ウィリアム。
兄弟のお父さんお母さん。
お兄ちゃんの「恋人」のサンドラ・ソレント、お兄ちゃんの親友のエリオット。

1973年。

お兄ちゃんとエリオットが
バートルシャーグ」「セレレム」って言葉を交わすシーンだけが
とにかくよい。

この瞬間についてふたりはどれだけ話し合ったのだろうか?とか、ね。
約束はあったのだろうか?とかね。
欺瞞には気づいていました。

主人公以外は好きになれる小説です。

「宮殿泥棒」 イーサン・ケイニン 文春文庫

Posted by asiz at 22:49 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2006年01月25日

響鬼の最終回

最終回の脚本、は、まにあわなかったみたいですね…。
ひびき。

この一年間、とても楽しく「仮面ライダー響鬼」を見てきました。

しかたない。しかたないのか。
最終回、主人公の明日夢くんは医学の道をめざし、病院でバイトしたり勉強したり。
ヒビキさんとは別れて、もう連絡も取り合わない仲になってしまっている。

しかも妙にふっきれた感じで。
あー…。君は高校受験の頃、ヒビキさんのことを考えては
もやもやもやもやして大変なシズル感を醸していた子だったのに。
大人になったから?なんかすっきりしちゃって。
ヒビキさんのことはあまり考えたりしていないご様子。

逆にヒビキさんは明日夢のことを考えたりしつつ、別の子を
弟子として育てて…育てて…育たないっ!
ホントにだめな子でした、きりやくんは。それにわけがわかりません!
(↑明日夢くんのかわりにヒビキさんの弟子になった子、
 やっぱり鬼としても微妙だった。彼は残念ながら…。
 最終回では言ってることも支離滅裂で困った。)

ふたりはなんだかんだでぬるーく再会を果たしたものの、
「嫌いで別れたわけじゃないけど、未練もなく。
 かといって友人関係を築くような仲でもない」
カップルみたいな雰囲気になっちゃってました。

それって恋愛以前とか友人未満よりももっとアツイものに遠い関係ですね。

なにがすごいってそこからの展開がすごかったです。
色々あって(説明すら無駄。)
明日夢くんが目を覚ますと、海岸を背景にヒビキさんが立ってて
やさしい瞳をして、明日夢くんをみつめている。

明「僕は鬼にはなりません。」(>ヒビキさんの弟子にはならない)

ヒ「俺は信じてるよ、人間は誰でもいつだって変われるんだって。(…?)
  鬼になることだけが俺の弟子になることじゃない(…っ!!)
  出会った頃からずっと、明日夢は俺の自慢の弟子だったよ」(?…??)
  (もうつらいのでこのセリフにはつっこみません!!)

明「これからは俺のそばで自分らしく生きてみなよ」
ヒ「はい!」
明「よろしくな!」(しゅっ)

 (終)

はい、告白してもされてもいないのに別れ話になってたり、
きっちり別れ話をして互いに納得したはずなのになぜかプロポーズが成立してたり

まあ、人生にはよくある話ですよね。…あるんですよ!!

でもそれをテレビドラマで…じゃない、特撮番組で目にするとは思わなかった!

まあ、鬼だの弟子だの仮面ライダーだと
うだうだ迷わず、さっさと

そばにいてください」と言えればそれでよかったね
言えてよかったね。
の、響鬼です。

唐突に明日夢くんに語りかける
初めて会ったとき屋久島の朝日を一緒に見たよな?
なんてセリフはなんだかとっても恥ずかしくてもどかしいので
ヒビキさんはやっぱり良いキャラクターでした。

あと、ヒビキさんの同僚も幼馴染も明日夢くんのお母さんもお友達も
なんでこのふたりが一緒にいられないんだろう?」と
不思議がってるのも面白かったです。
本人たちもまじめで一生懸命相手のことや自分のことを考えてるのに
本人たちよりも周囲の方がいろんなことに気づいてる。

直感てのは大事で
「あ。ひょっとしてこれ(相手)なのかな」てのは、実際とても稀有なことで
大切に大切にすべきなのでしょうね。

幸せになるといい。

-----
あ。↑の日記
ヒビキさんと明日夢くんのセリフが一部入れ替わってる。笑。
なんか爆笑してしまったので、あえて直しません…。

Posted by asiz at 00:31 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2006年01月18日

永遠の暗号 表紙

いよいよ発売が間近か!?

角川書店のオフィシャルサイト上で
アルテミス・ファウル3巻「永遠の暗号」の表紙が公開されました。

http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200401000437

赤!
そうきたか、赤!!

意外でした。
永遠の暗号は洋書版USの青のイメージが強かったので(青地にキューブのデザイン)
赤は意外。
(でもUK版は赤でしたね、そういえば)

ちょっとこれまでとは印象の違うデザインですが、やっぱりかっこいい!
そして新しい暗号
(これは何暗号と言うべきか、妖精文字でもケンタウロス文字でもなく、
 あえて言うならばアルテミス・ファウルコード、あるいはそのまんまエタニティ・コード!)
は結構、むずかしそうな感じですね。

暗号の解読も楽しみです。
(しかしあらすじで「五年ぶりに帰ってきた父親に、犯罪生活から足を洗うよう約束させられた
アルテミス・ファウル…」とあるけど、
パパ行方不明になったのってアーティ12才(妖精の身代金)になる2年前。
C-Cube事件の時点でアーティはまだ14才になってないので、微妙に計算あわない?)

Posted by asiz at 00:13 | Comments [3] | Trackbacks [0]

2006年01月15日

エウレカのドミニクが

エウレカセブンのドミニクの清楚系ヴィジュアルはとてもアーティーだと思います。

地図が読めなくて、バイクのチューンナップがキツイ回を見てとても笑った。

エウレカは最近のヴィジュアルがちょっと好き、髪、短いのがかわいいよ。

Posted by asiz at 08:53 | Comments [0] | Trackbacks [0]