2004年11月16日

永遠の暗号と五十嵐大介の「魔女」

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モノクロでアルテミス・ファウル2世。ECのC-Cubeをにぎにぎしてます

五十嵐大介という作家さんがいらっしゃいます。
IKKIコミックスから出版さえている「魔女」や「はなしっぱなし」は非常に高い評価をうけており
その絵のすばらしさと、漫画としての表現力にほれぼれせずにはいられません。

代表作の「魔女」
1巻にこんなセリフがあります

「本当の秘密は、永遠に秘密のまま」

この言葉を、アルテミス・ファウルの3巻「EC」を読んだときにふと思い出しました。
あのさみしくて仕方のないラスト!
新たな希望がみえるかみえないかのところで静かにむかえる終焉!
でアルテミスの手記に見え隠れする喪失感!
やっぱりこのシリーズは最終巻までじっくり読んで欲しいな〜と思うわけです。

彼の得たものと失ったものはけっして等価ではなく、彼の胸に残るのは
あの巨万の富を生む、偉大なシステムC-Cubeよりも価値のあるもので
そして彼の失ったものは何者にも代えがたく、なによりも大切であったはずのもので…

さみしくて仕方のないラスト。
やっぱファンタジーってのはこうでなくては!と思うわけで、
日本版の3巻発売が楽しみで仕方がないです。なかなか出ないね〜。

Posted by asiz at 2004年11月16日 00:17
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